高効率クーラント



特殊なレイアウトのMINI
水温上昇は当たり前?



FFレイアウトの先駆けとなったミニ。1959年からその基本的なエンジンルームの配置は変わっておりません。
最終型平行輸入車でこそ、フロントに移動されたラジエーターですが、日本ディーラー仕様モデルではずっとこの位置。
フロントグリルから入った風を、効率的に冷却にまわせているとは言えませんよね。
オーバーヒートをはじめ、エンジンの熱はミニオーナーを悩ませます。  


F3でも使用されている高効率クーラントH.P.C.W.



今回ご紹介するのは、数々のレースで使用されている高効率クーラント。
通常では市場に出回ることが少ない特殊な冷却水です。
希釈せずにこのまま仕様しますが、他のクーラントと比べて粘度が低く、サラサラしています。
吸熱・放熱に優れた特主成分を配合し、国内最高峰のF3レーシングマシンにも使用されている事を考えても、その実力を推し量る事が出来るでしょう。
この特殊なクーラントを、ミニに使用してみたいと思います。


  

まずは長年の垢落としを



折角の高効率クーラントを生かすために、まずはフラッシング剤を使用して、水廻りを洗浄します。
今回の車輌は、クーラントの状態が良く、水垢やサビ等もそれほど蓄積されておりませんでした。
それでも、注入口付近には汚れの膜が付着しております。
定期的に洗浄していない車ですと、1〜3回のフラッシング洗浄作業が必要となる場合もあります。


フラッシングは、洗浄液を入れてエンジンを回し、ヒーター経路まで丁寧に行ないます。
ウォーターラインの側壁にたまった水垢やサビを剥がし落として、本来の冷却効率を取り戻す作業です。


清掃終了



フラッシングの際には、サビの塊や水垢が流れ落ちます。
出てきたサビは、砂粒大から小指のツメくらいの大きさまで様々。
こんなのがエンジンやラジエーターの中に溜まっていたんですねw

1回のフラッシングでラジエターの縁に付いた汚れもこれだけ落ちました。
同等の洗浄力でウォーターラインの隅々まで清掃出来ていると思うと安心ですよね。

実験開始



一般的なクーラントと高効率クーラントH.P.C.W.の冷却能力の検証をしてみましょう。
実験車輌は1300キャブのミニ。チューニングヘッドとアルミラジエーターが装着されています。

どちらも停止時に長時間アイドリングを行い、94度で電動ファンが回るところからはじめます。
一般クーラント実験時の気温22℃(朝)、H.P.C.W.は夜になりましたが、かえって気温は上昇して27℃での実験環境です。
@電動ファンが回る94℃まで水温を上げて、強制的に電動ファンを回し続け、水温がどこまで下がるかを確認。
A電動ファンで水温が下がりきった時点から、ヒーターをONにして、どこまで冷却可能かを確認。
以上2つの実験で、通常運転時の冷却と、緊急時の冷却性能について明らかにしたいと思います。


電動ファンによる冷却性能



電動ファンを回し続けたところ、興味深い結果となりました。
通常ですと、90℃近くで自動的にファンが止まってしまいますが、ここまで冷えました。
一般クーラントでは、約87度、H.P.C.W.では約80度で下げ止まり。
その差は約7度。実験をした時の気温は夜のレーシングクーラントの方が5度も高いので、その性能差は歴然ではないでしょうか。

特筆すべき点は、H.P.C.W.の温度下降の早さです。
面白いほどぐんぐん下がって行き、実際には写真を撮った時点でもほんの少しずつ下げ傾向でしたが、ほぼ停止という事で打ち切っております。

強制ファンスイッチを設けていない、一般的なインジェクション車では、ファンが止まる温度まで水温が下がる時間が短くなるので、 不快な電動ファンの作動音を聞く時間も短くなることでしょう。


電動ファン+ヒーターで限界を探る



オーバーヒートなどの緊急時を想定して、純正装備でどこまで冷えるかを確かめます。
電動ファンで、下げ止まった後にヒーターをON
両者の差は3℃ですが、見た目はほぼ同じ。
先程の電動ファンのテストでの温度差とはずいぶん縮まってしまいました。
いったいナゼ?
これは車に備わった冷却能力の限界に達したと推定して良いかと思います。
高効率クーラント実験の方が気温が5℃高いですが、同じ温度だとしても、それほど変わらないかもしれません。
そもそも、エンジンに一番良い水温は90℃前後とされておりますので、両者ともオーバークールの状態ですので、あくまでもご参考まで。
ちなみに、この時点での室内温度は40度以上!この状態で運転していたら熱射病になってしまうかもしれませんね(笑)

高効率クーラントH.P.C.W.



以上の実験の結果から、H.P.C.W.の熱交換効率の高さが浮き彫りになりました。
通常のクーラントよりも放熱性に優れ、純正の電動ファンと組み合わせる事により、エンジンに最適な温度を安定して保つ事が出来ます。
粘性の弱いレーシングクーラントは、高回転を多用するサーキットやスポーツ走行でも効力を発揮することでしょう。
発熱量の大きいチューニングエンジンやLSD仕様のミニから渋滞時にクーラーを多用する街乗りミニまで、お勧めです。
もちろんLLCとしての基本性能は充分。凍結温度-30℃、消泡性、耐腐食性を兼ね備えております。


高効率クーラントH.P.C.W.は、冷却系のフラッシングを前提とした全量交換で作業させて頂いております。

H.P.C.W.3.5リットル、フラッシング剤3.5リットル、交換・洗浄工賃を含めて13,200円(税込)で承ります。
作業時間は約2時間、年式、ラジエーターの種類によって追加料金が発生する場合がございますので、予めお問合せ下さい。

この夏を乗り切る為に、高効率クーラントへの交換いかがでしょうか?






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